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2009/8/31 【新製品レビュー】富士フイルムFinePix REAL 3D W1 ~ 新時代を予感させるデジタル3D写真システム
富士フイルムから登場した「FinePix REAL 3D W1」は、3D映像を撮影できる世界初のコンパクトデジタルカメラだ。撮影した画像は3Dメガネなど特殊な機材を使わず、本体背面の液晶モニターで立体映像を裸眼で見ることができる。デジカメの未来を感じさせるデバイスだ。 発売は8月8日。実勢価格は6万円前後。同時発表の3D対応8型デジタルフォトフレーム「FinePix REAL 3D V1」は8月22日に発売。V1の実勢価格は5万円前後で、W1とV1のセット販売も行なわれている。W1とV1の組み合わせを富士フイルムでは「3D映像システム」として展開している。 ■ 手軽に楽しめる3DデジタルカメラのREAL 3D W1は、横長でコンパクトデジタルカメラとしては大振りのサイズ。未来的な印象を受けるデザインだ。レンズバリアを下にスライドさせると電源が入り、撮影可能になる。
一見して目立つ特徴は、本体の左右に2つのレンズを搭載している点だ。ちょうど人間の目のように間隔を開けて配置されたレンズが、3Dを実現するキモとなっている。レンズはフジノン光学3倍ズームレンズを採用、焦点距離は35~105mm相当(35mm判換算時)、開放F値はF3.7~4.2。同じスペックのレンズ部を2つ搭載し、さらにそれぞれに対して1/2.3型有効1,000万画素CCDが装備されている。 2つのレンズで得られた光を、2つのCCDがそれぞれ映像化し、人間の目のように少しずれた位置から撮影された画像を合成することで3D映像を作り出すという仕組みだ。レンズの間隔は、人間の目の間隔の平均という約65mmに対して77mm幅になっており、これがより遠近感を強調しているのだという。 2つのレンズで撮影された画像は少しずつずれており、それを合成した画像を背面液晶モニターで見ると3Dに見えることになる。背面液晶モニターには「ライトディレクションコントロールシステム」という技術が採用されており、これは液晶モニターのバックライトを左目方向、右目方向にそれぞれ向けて照射することで、右目に届く画像と左目に届く画像が切り替わり、両目視差によって立体的に見える、というものだ。 バックライトの照射方向を変えているため、液晶モニターのフル解像度を使った3D表示ができるのがメリットだが、照射する方向があるためか目から30cm程度離したくらいの位置で見るともっとも立体的に見えた。3Dに見える角度もあって、液晶モニター自体の視野角と比べてその角度はだいぶ狭い。そのため、集団で見るよりは個人で見るという感じになる。 とはいえ、実際に背面の液晶で正面から3Dの映像を見ると、非常に不思議な印象を受ける。飛び出すというより奥行きが出るという感じで、前面にある被写体と背景との関係が3Dに見える。そのため、前景と背景がしっかり分離した画像の方が立体感が出やすい印象だ。 こうした3Dを実現するために、単に2つのレンズで2枚の写真を撮るだけでなく、CCDとシャッターを同期させて、きちんと2枚の画像がずれないようにしているという。また、新開発の画像処理エンジン「リアルフォトエンジン3D」が、2枚の画像の撮影情報から焦点・明るさ・色調などの情報をベースにして、左右均一な画像を取り込み、瞬時に画像解析をして3D合成する。これにより、単に撮影後に3D画像を表示するだけでなく、撮影中も常に3D画像を液晶モニターに表示できるようになっている。 撮影できるのは静止画だけではない。3Dでの動画記録も行なえる。動画機能自体は高機能ではなく、撮影中の光学ズームができない、手ブレ補正がないなど、あくまでもデジカメの動画撮影機能どまりといった感じだが、とにかく立体的な動く映像を見ると感動的ですらある。 とはいえ、撮影した画像を3Dで見られるのは限られた環境だけだ。現時点では、背面液晶モニターで見る以外は、同社が同時に発表していたデジタルフォトフレーム「FinePix REAL 3D V1」と、写真プリント「FUJIFILM 3Dプリント」を利用するしかない。PC上では、付属ソフトの「FinePixViewer」が3Dフォーマットの画像表示に対応するが、ディスプレイ側が対応していないので3Dで見ることはできない。最近、家電業界や映画業界では3Dが一つの大きな話題となっているが、まだ一般的ではないし、PCディスプレイの3D対応もすぐにというわけにはいかないだろう。 しかし、3Dでの撮影にいち早く対応したFinePix REAL 3D W1の登場は、今後の3Dの展開に影響を与えそう。3D対応液晶ディスプレイは、基本的には専用メガネを使った方式になるが、REAL 3D W1の映像表示に対応してくれれば、家庭でも簡単に3Dコンテンツが楽しめ、3Dの普及に役立ってくれそうだ。REAL 3D W1が撮影する3D画像は、静止画は「MPO」(マルチピクチャーフォーマット)と呼ばれるファイルフォーマットで記録されるが、これ自体はカメラ映像機器工業会(CIPA)が定めた業界標準であり、テレビメーカーも対応しやすい(はず)。まだ本格的に市場が立ち上がっていない時期だからこそ、REAL 3Dの登場に意味がありそうだ。 動画は3D AVIと呼ばれるファイルフォーマットで、これも右のレンズと左のレンズで別個に撮影された動画を合成したものだが、解像度が640×480ピクセルしかないのは少々残念。処理速度の問題があるようだが、せめてHDに対応していれば、今後登場する3D対応テレビなどに表示した際も高解像度で楽しめるだろう。 いずれにしても、撮った写真が3Dに見えるというのは今までにない経験で非常に面白いのだ。しかも、撮影者は単にシャッターを押すだけ。合成するのに時間がかかるといった問題もないし、撮ってみると楽しい気分になる機能だ。 ■ 2つのレンズとCCDが描く世界前述の通り、REAL 3D W1は2つのレンズと2つのCCDを搭載。それぞれのスペックは同一で、CCDは有効画素数1,000万画素1/2.3型CCDで、レンズは焦点距離35~105mm(35mm判換算)のフジノン光学3倍ズームレンズ。F値はF3.7~F4.2。ただし、焦点距離は3Dの時にはデジタルズーム併用で39~149mm(同)となり、画角は狭くなる。2Dの場合は片方のレンズだけを使う格好だ。 背面液晶モニターは2.8型約23万ドット。その両側にボタンが配置されているが、このボタンの形状も特徴的な波形になっており、1つのボタンをシーソー風に押すことで2つの機能が割り当てられている。慣れが必要な感じだが、独自性は強い。
本体左下は2D/3Dの切り替えボタンで、3D撮影が可能な状態でこれを押すと、画面表示が2Dと3Dで切り替わり、3Dまたは2Dでの撮影が行なえる。その上には視差調整ボタンがあり、うまく3D撮影ができない場合はこれを操作する。設定で視差調整を「オート」に設定しておくと、AFがあった時点で自動的に視差が調整される。 本体左上のボタンは、右側を押すとMODE切り替え画面になり、左上は動画撮影、左下は静止画撮影の切り替えができる。見た目は1つのボタンだが、3つの機能が割り当てられている。3D撮影モードの場合は、動画撮影に切り替えると3D動画を撮影できるようになる。 本体右上のMENUボタン、本体右下のF-モードボタンは、従来の富士フイルムのデジカメと同様の機能が割り当てられている。ちなみに、3D撮影モードにすると、こうしたメニュー画面などの表示も3Dになるのが面白い。 そのほか、十字キーにはマクロ、再生、ストロボ、セルフタイマーが割り当てられている。 撮影モードはオートモードに加え、P/A/Mのマニュアル撮影モードも搭載。ただ、絞りは3段階しか変更できないほか、露出の変更はF-モードボタンから露出補正を選んでいくので少し手間がかかる。個人的には普段はオートモードで撮るか、ISO感度などの設定が変更できるPモードで十分なように感じた。 3D撮影時に1つ注意したいのが自分の指の写り込み。本体右端に一般的なデジカメにはないレンズがあり、シャッターボタンを押そうと構えている指が入り込むことがあるからだ。しかも、3D撮影時には気づきにくい。実際に写真に撮ると写り込んでいるのだから、撮影時にも写り込んでいるはずなのだが、3Dで見ているせいか分かりづらいのだ。構え方に気をつけるといいだろう。 通常の3D撮影に加え、「アドバンスド3Dモード(ADV.3D)」という撮影モードも用意されている。基本的に3D画像を撮る場合、ワイド端では約1m~、テレ端では約2m~というのが推奨撮影距離だが、マクロ撮影で3D画像を撮りたい場合、1枚目、2枚目を手動で撮影して合成することで、マクロでも3D撮影が可能になる「3D2回撮り」機能を搭載する。風景撮影でも、大きく移動して撮影することで、より立体感が強調できるようだ。
もう1つが「3D時間差撮り」。車や飛行機などで移動しているときに、セルフタイマーのように1枚目と2枚目を撮影することで、超遠景を立体的に写す、という機能だ。 2つのレンズとCCDを活用して通常の2D撮影を行なう「ツインカメラモード(ADV.2D)」も独特な機能だ。片方をテレ端、もう一方をワイド端で撮影する「テレ/ワイド同時撮り」は、1回のシャッターで違う焦点距離の画像を撮影できるというのが特徴。同じようにそれぞれで異なる色調の撮影をする「2カラー同時撮り」、異なるISO感度で撮影する「高/低感度同時撮り」もなかなか便利。ただ、ISO感度を自分で設定することはできないのが残念なところだ。
なお、顔検出機能である「顔キレイナビ」は2D撮影時のみ動作する。そのほか、高感度2枚撮りやナチュラルフォトといったシーンモードなど、基本的な機能は搭載しているので、普通のコンパクトデジカメとしても十分に利用できる。1ボタンで2D/3Dが切り替えられるので、場面に応じて使い分けてもいいし、3DのMPOファイルと2DのJPEGファイルを同時に記録できるのも気が利いている。
■ カメラにとどまらない3DREAL 3D W1で撮影した3D画像は、現在のところテレビやPCではそのまま3Dで楽しむことができない。そこで富士フイルムではREAL 3D Systemとして、3D対応デジタルフォトフレーム「REAL 3D V1」も同時に発表している。
これは、8型800×600ドットの解像度を持ち、カメラで撮影した画像を取り込んでスライドショー再生することができるデジタルフォトフレームだが、REAL 3D W1の背面液晶と同様に3Dに対応。MPO/3D-AVIファイルに対応することで、REAL 3D W1で撮影した3D画像/動画を3Dのまま再生できる。 REAL 3D W1の2.8型に比べて大きいため、複数の人でも3D映像を楽しみやすいというメリットがある。3D表示方法としてはパララックスバリア方式を採用。これはREAL 3D W1のライトディレクションコントロールシステムとは異なり、格子状のバリアを設置することで右目と左目に届く光をコントロールし、立体視を実現する方式。
この方式は携帯電話などでもすでに使われている技術で、ライトディレクションコントロールシステムを8型のサイズで作るのが難しいとの理由で採用されたようだ。難点はバリアを挿入するため、縦方向の解像度が半分になってしまうこと。REAL 3D V1の場合は2Dが800×600ドットのところ、3Dでは400×600ドットになり、解像感が落ちる。しかし、大画面で3D映像を見られるというのが、REAL 3D V1の最大のメリットだ。 操作は至って簡単で、V1の背面にあるカードスロットに記録メディアを入れるか、赤外線通信(IrSimple)で画像を送信し、あとはスライドショーキーを押せば、3D画像が次々と表示される。3D動画もそのまま再生してくれる。 通常のフォトフレームのように、2D表示にしてほかのカメラで撮った画像を再生することも可能。USB経由でPCに接続し、PC内に保存した画像を転送して表示することもできる。本体右側と下部にはタッチキーとタッチバーが配置され、各種の操作が可能。操作時にはブルーのイルミネーションが表示され、REAL 3D W1と統一感がある。リモコンも付属し、各種の操作を離れた場所から行なうことができる。 さらに、撮影した3D画像を3D写真としてプリントアウトしてくれる「FUJIFILM 3Dプリント」サービスも始まった。2L/KGサイズの2種類で、1枚525円とちょっと高めだが、でき上がった作品はきちんと3Dに見える。立体写真自体は昔からあったが、REAL 3D W1を使えば個人で簡単に3D画像を撮り、それを立体写真にできるというのがメリットだ。3Dで画像をたくさん撮影し、「これぞ!」という画像をプリントアウトすれば記念になるし、プレゼントとしても喜ばれそうだ。 ■ まとめREAL 3D W1とV1、そして3Dプリントにつなげてるところなど、単にカメラを用意しただけではないというのがうまい。カメラで撮って、カメラでだけ見られる3Dでは普及もままならないということで、富士フイルムの本気を感じさせる。 家電や映画業界で3D化が推進されているからといって、いますぐコンシューマー向けカメラの3D化が一気に進むというのは考えづらいが、カメラ業界で率先して3D対応を行ない、気軽に3Dを楽しめるようにした画期的な製品と言っていい。 REAL 3Dシステムの発表会では、3D対応テレビで表示するデモも行っていたが、今後テレビやPCモニターで3D対応が進み、REAL 3D W1の3D画像が普通に表示できるようになった時が、その真価を発揮するときだと言えるだろう。もちろん、将来的なことを考えなくても、単純に撮った画像が3Dになって見られるというのは、新しい体験で面白いのだ。 ■ 作例
・歪曲収差
・ISO感度
・FinePixカラー
・アドバンスドモード 2つのレンズとCCDで同時に別の画像を記録するという面白い機能。レンズの位置が違うため、同時に撮影しても少し画像の位置がずれているのが分かる。
・自由作例
東洋リビング「オートクリーンドライ ED-41CDB」~ お手軽サイズの小さな防湿庫
写真を撮るようになり、機材の数が増えてくると、使用頻度の少ない機材がどうしても出てくるもの。特にボディとレンズでお気に入りの組み合わせができると、使わないカメラ機材は本当にまったく使わなくなってしまう。 筆者も今年の梅雨時までは、そうした使わない機材を特に気にせず棚に置いていたのだが、考えてみれば日本の夏場の湿度は相当なもの。出社している間は自室も無人で空調は切っているし、蒸し暑い室内に放置することが機材に良いとはとても思えない。中でも怖いのがカビだ。 はじめは余った衣装ケースに機材を入れて、除湿剤と防カビ剤でも一緒に入れておけばいいかなと思ったが、定期的な薬剤交換と湿度管理の手間を考えると、多少値が張っても長期的には安上がりだろうと判断し、本格的な防湿庫の購入に踏み切った。 購入したのは東洋リビングの「オートクリーンドライ ED-41CDB」(3万9,800円)。除湿方式は「電子ドライユニット方式」を採用。除湿ユニットには光を照射すると強い酸化作用を生じる光触媒(酸化チタン)を組み込んでおり、有機物質を水や炭酸ガスに分解することで、庫内の脱臭、抗菌、防カビなどを見込めるという。 今回は最も小型な容量41リットルの製品を使用した。外寸は334×353×454mm(幅×奥行き×高さ)、内寸は332×299×407mm、重量は10kg。 レビューに際して収納した機材は、K10D、K-m、DA 16-45mm F4 ED AL、DA 55-300mm F4-5.8 ED、50-200mm F4-5.6 DC OS HSM、FA 35mm F2 AL、DA 15mm F4 ED AL Limited、DA 40mm F2.8 Limited。大口径望遠ズームレンズなどの大きなレンズを持っていないので、すべての所有機材が余裕をもって収納できた。スライド棚の波型レンズホルダーは取り外し可能なので、取り出しやすさを考慮せずに詰め込めば、さらに多くの機材が収納できるだろう。
内部には湿度コントロール用のダイヤルがある。高湿度と低湿度という形でしか指標が示されていないのは、ダイヤルでコントロールできるのが乾燥剤の再生タイミングのみであるためのようだ。ちなみに加湿は不可能。 背面からはやや高温の気流が排気されている。設置するとき、壁面にぴったりとくっつけてしまうと危険な気がしたので、筆者は壁から5cm程度離しておくことにした。設置場所は自宅用PCの横。設置面積はそれなりだが、上に物を置いたからといって用をなさなくなるたぐいのものではないので、天面にはインクジェットプリンターを設置している。 また、ED-41CDBはラインナップ上最少サイズというのもあるが、金庫のような見た目ほど重量はないので、中に機材を収納したままでも配置換えは比較的容易。扉やスライド棚は軽く、動作音や振動も皆無だ。 湿度がコントロールできるということは、カメラ機材に限らず、書籍やCDなどの収蔵にも対応できるといえる。試しに所有している写真集を入れてみたのだが、判型の大きなものは入り切らないこともあった。ケチらずにもう一回り大きな防湿庫を買っておけば良かったかな、と思ったが、特に大事なものに関してはここに保管可能なことがわかったのでよしとした。
カメラ機材について、「きちんと使っていれば、カビが生えることはない」という話を耳にすることがあるが、筆者の使い方では、特別に意識しない限り、すべてのボディとレンズを万遍なく使うことは難しい。しかし、普段は使わなくても、いざ機材を使用する時にできるだけ良いコンディションで使いたいと思っているのならば、心配事を減らす意味も含めて防湿庫を使うというのは、悪い選択ではないと思う。なくても別に困らないが、少なくとも使わない機材をとりあえず放り込んでおく場所としては最適だろう。 Cerevo、無線LAN対応デジカメ「CerevoCam」を発表 ~ 写真管理サービスと連動
Cerevoは、無線LAN機能内蔵のデジタルカメラ「CerevoCam」と、写真管理サービス「CerevoLife」を29日に発表した。2009年内の発売および運営開始を目指す。CerevoCamの直販価格は2万円前後の見込み。本体カラーはブラックとホワイト。 ■ 写真の自動アップロードや3G接続が可能CerevoCamは、IEEE 802.11n ドラフト2.0およびIEEE 802.11b/g準拠の無線LAN機能を搭載するコンパクトデジタルカメラ。撮影した画像を同社の写真管理サービス「CerevoLife」経由で「flickr」や「mixi」といったWebサービスにアップロードできる。 撮影者の撮影時間帯を学習し、カメラ未使用時に自動的に写真をアップロードする機能を有する。学習はおよそ1週間で完了するとのこと。また、SSIDやセキュリティキーなどを含むアクセスポイントの設定はCerevoLifeと連動しており、設定後に表示されるコードを撮影することでカメラに適用できる。Cerevo代表取締役の岩佐琢磨氏によると、「キーボードなどによる文字入力を伴う設定は、PCおよび携帯端末などで行なっていただくことを意図した」という。なお写真のアップロードは、カメラのメニューから手動でも行なえる。 また、イー・モバイル端末とのUSB接続による3G通信にも対応予定。撮影後、リアルタイムで写真をアップロードすることも可能になる。 本体裏面操作部は、十字キーのほかにボタンが2つというシンプルな構成。「十字キーでどこまで快適に操作できるかにこだわった」(岩佐氏)とした。なお同社ではCerevoCamの仕様を一部公開する考え。ユーザーアプリケーションの登場を期待するという。
撮像素子は有効約900万画素のCMOS。レンズは開放F3.2、実視野55度の固定焦点レンズ。液晶モニターは約11.5万ドット(480×240ドット)の2.4型。記録メディアはmicroSDHC/SDメモリーカードに対応。内蔵メモリーの搭載は検討中という。 また、当初は静止画撮影のみ対応するが、ファームウェアのアップデートにより動画記録にも対応予定。要望があれば、RAW形式での記録も検討するとのこと。 なお、量産・製造はエグゼモードが協力する。 ■ 「flickr」や「フォト蔵」に対応、ブラウザベースでのレタッチもCerevoLifeでは、対応Webサービスへの写真アップロード機能や簡易レタッチ機能などを提供する。加えて、CerevoCamからアップロードされてきた写真の保存も行なう。利用可能な容量は5GB。対応サービスは、flickr、Picasaウェブアルバム、フォト蔵、tumblr、twitter、はてなフォトライフ、FC2blog、Livedoorブログ、mixiなどを予定している。 簡易レタッチ機能では、Webブラウザ上でトリミング、回転、グレースケール化、ブラ―、エッジ強調などを施せるほか、コントラストやシャープネスの調整が可能。編集した画像は別途保存できる。 このほか、アップロードした写真の一括ダウンロードやCerevoCamの電池残量警告機能なども備える。いずれはCerevoLife上からのプリント発注にも対応する予定。
■ 従来のデジカメとは違うデザインを目指した
Cerevoは、インターネット接続に対応した家電の企画、開発、販売に携わっている企業。設立は2007年。CerevoCamはCerevoとして開発を手掛けた初めての製品となる。開発段階から製品の情報を開示するスタイルをとっており、これに関して岩佐氏は、「ものづくりの面白さを公開することも私たちのミッション」との考えを示した。 岩佐氏はCerevoCamについて「いわば(富士フイルムの)『写ルンです』のネット対応版」という表現を用いて紹介。製品のデザインについては「従来のデジカメとは違うと感じてもらえるようなデザインを目指した」という。 ケンコー、パノラマ合成機能を備えた1,200万画素コンパクト ~ 単3電池対応モデルもケンコーは、コンパクトデジタルカメラ「OCEAN'S DSC1230P」と「DSC1200Z」をそれぞれ9月下旬、9月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格はDSC1230Pが1万4,800円前後、DSC1200Zが9,980円前後の見込み。 ■ OCEAN'S DSC1230P3コマまで可能な、カメラ内での自動パノラマ合成機能を搭載したコンパクトデジタルカメラ。笑顔を検出すると自動的にシャッターが切れる「笑顔検出機能」も備える。
撮像素子は1/2.33型有効1,200万画素CCD。感度はISO80~1600。300万画素相当でISO3200の撮影も可能。電子式手ブレ補正機構を搭載する。最大640×480ピクセル、30fpsのAVI(Motion JPEG)動画も撮影可能。オートブラケティングのほか、絞り優先AEとシャッター速度優先AEの各モードも備える。 レンズは35mm判換算で32~96mm、F2.9~5.3の3倍ズーム。最短撮影距離は広角端で10cm、望遠端で35cm。液晶モニターは3型TFT。 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは32MB。電源はリチウムイオン充電池。 本体サイズは92×22×58mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は約119g。 ■ DSC1200Z 1/2.3型有効1,200万画素CCDを搭載しながら実売1万円としたモデル。カラーはシルバー、ピンク、ブルー。
感度はISO80~1600。最大720×400ピクセル、30fpsのAVI(Motion JPEG)動画も撮影可能。 レンズは35mm判換算で37.5~112.5mm、F2.9~5.3の3倍ズーム。最短撮影距離は80cm。マクロ時は、広角端で5cm、望遠端で30cm。液晶モニターは2.7型TFT。 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。内蔵メモリーは32MB。電源は単3アルカリ乾電池×2本。 本体サイズは95×25×60.5mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は約115g。 ■ケンコー http://www.kenko-tokina.co.jp/ ■製品情報(DSC1230P) http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/camera/dsc1230p.html ■製品情報(DSC1200Z) http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/camera/dsc1200z.html ニコン、プロジェクター内蔵デジカメ「COOLPIX S1000pj」の発売を延期 ニコンは31日、液晶プロジェクターを内蔵したコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S1000pj」の発売を10月23日に延期すると発表した。発表当初に告知していた発売時期は9月。
理由を「当初想定した数量より注文数が大幅に上回り、十分な台数を用意できないため」としている。
COOLPIX S1000pjは、世界初となるプロジェクター内蔵型のデジタルカメラ。本体前面の投射レンズから写真を5~40型のサイズに投映できる。通常のデジタルカメラと同様、液晶モニターを見ながらの撮影も可能。撮像素子は1/2.3型の有効1,210万画素CCD。レンズは光学5倍ズーム。SDHC/SDメモリーカードスロットを備える。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万2,000円前後の見込み。 なお同日、ニコンは「COOLPIX S70」と「COOLPIX S570」の発売日を9月19日に決定した。いずれも発売時期を9月と発表していた製品。
COOLPIX S70は、背面にタッチパネル式の3.5型ワイド有機ELモニターを採用したコンパクトデジタルカメラ。1/2.3型の有効1,210万画素CCD、光学5倍ズームレンズ、SDHC/SDメモリーカードスロットなどを装備。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万3,000円前後の見込み。 COOLPIX S570は、有効1,200万画素の1/2.3型CCD、光学5倍ズームレンズ、2.7型液晶モニターなどを装備するコンパクトデジタルカメラ。新機能として「美肌モード」などを採用している。価格はオープンプライス。店頭予想価格は2万5,000円前後の見込み。 ちなみに上記3機種と同時発表の「COOLPIX S640」、「COOLPIX L20」は、発表通り8月28日に発売済み。 ■ニコン http://www.nikon.co.jp/ ■ニュースリリース http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2009/0831_coolpixs1000pj_01.htm ■製品情報(COOLPIX S1000pj) http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/compact/coolpix/style/s1000pj/ ■製品情報(COOLPIX S70) http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/compact/coolpix/style/s70/ ■製品情報(COOLPIX S570) http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/compact/coolpix/style/s570/ キヤノン、「SELPHY Photo Print」をES40に対応
キヤノンは31日、同社のフォトプリンター「SELPHY」に同梱のPC用ソフトウェア「SELPHY Photo Print」の最新版を公開した。バージョン番号は1.1.0。対応OSはWindows XP/Vista、Mac OS X 10.4/10.5。キヤノンのWebサイトよりダウンロードできる。 9月中旬発売予定の「SELPHY ES40」に対応。また、新しいフレームとスタンプを追加した。そのほかの対応機種は「SELPHY CP790」、「SELPHY CP780」。 SELPHY Photo Printは、フォトプリンターSELPHYに同梱のPC用ソフトウェア。USB接続したSELPHYの電源を入れることで自動的に起動し、シンプルな画面と音声ガイドで写真のデコレーションや印刷が行なえる。 SELPHY ES40は、9月中旬に発売予定の昇華型コンパクトフォトプリンター。3.5型の液晶モニターを内蔵し、新たに音声ガイド機能やノイズ低減処理機能を搭載する。店頭予想価格は2万円前後の見込み。 磁気研究所、レトロなテレビ型のデジタルフォトフレーム磁気研究所は、3.5型液晶モニター搭載のデジタルフォトフレーム「snap-TV」を9月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は6,980円前後の見込み。カラーはイエロー、ブルー、レッド、ブラック。 3.5型320×240ピクセルの液晶モニターを搭載。レトロなテレビ型の本体を特徴とする。時計、アラーム、カレンダー機能も装備し、付属のリモコンですべての操作が可能。また、内蔵バッテリーによる駆動にも対応し、付属のUSBケーブルで充電できる。
静止画の対応フォーマットはJPEG。MP3音声をスライドショーのBGMとして利用でき、Motion JPEG形式の動画も再生可能。 内蔵メモリーは128MB。対応メディアは、SDHC/SDメモリーカード、MMC、メモリースティック、メモリースティックデュオ。 電源は内蔵バッテリー(約2時間駆動)もしくはACアダプターを使用する。本体サイズは、115×71×82mm。重量は190g。 ベルギーGP決勝後の記者会見パート2
ベルギーGP決勝後の記者会見パート1
Q: キミ(ライコネン)、スパでは4勝目ですね。チームにとっては厳しいシーズンですが、今日は自らの正しさを証明されました。 キミ・ライコネン: うん、僕たちにとっては楽なシーズンじゃないからね。最初のレースでトップのチームに後れを取り、バルセロナで大幅ステップを遂げたけど、それでもまだ足りなかった。僕たちは来年に向けて努力をしているから、数戦は新しいパーツを持ち込んでいないのは確か。前回の勝利からかなり時間がたっての優勝だけど、完ぺきだった。僕の目標は少なくとも1勝はすることだったし、(コンストラクターズ)チャンピオンシップで3位をキープすることだから、この結果が大いに助けになるはずだ。でも、今日の優勝はちょっと必死になる必要があった。ラップタイムではたぶんきっと僕たちは最速じゃないはずで、全体的に一番速かったから後ろにいた全員を抑えられたんだと思う。だから、それで十分。チームにとっては最高だし、このレースの後もいい結果を得られることを願っている。僕はここでいつもうまくやれる。シーズン後半で自分たちに何ができるのか、考えていくよ。 Q: ジャンカルロ、8ポイント獲得はフォース・インディアのベストリザルトですが、このレースは勝てたはずだと思われますか? ジャンカルロ・フィジケラ: もちろん、この結果は僕たちにとって最高の結果だ。重要な目標は1ポイントでも獲得することで、2位で8点もとってフィニッシュするなんて最高の結果だよ。最高の1日だ。でも、実際は、そうだよ、キミより僕の方が速かった。彼はレースの序盤、セーフティカーが終わってリスタートの時にKERSのおかげで僕をオーバーテイクできたんだ。彼より自分が速かったから、これはちょっと悲しい。彼のペースについていかれたし、ずっと彼の後ろにいた。まったく同じ戦略だったから、これはすごいことだよ。だって、同じ戦略だったリーダーから1秒遅れの2位でフィニッシュしたことは最高だからね。でも、確かに勝てたレースだったとは思う。 Q: セバスチャン(ベッテル)、ファステストラップを記録されましたね。あなたにも同じ質問です。優勝のチャンスを逃したと思っていらっしゃいますか? それとも、チャンピオンシップリーダーのジェンソン・バトンとの差をつめられてよかったと思われますか? セバスチャン・ベッテル: チャンピオンシップを見ればとてもいい結果だったよ。確かに、中団からのスタートは楽なポジションじゃなかったから、かなりうまくスタートできたんだと思う。だけど、残念なことにオープニングラップでニック(ハイドフェルド/BMWザウバー)がコースオフを喫するところを見てコンサバになり過ぎちゃった。スピンしながらマシンが戻ってくることが多いから、ニコ(ロズベルグ/ウィリアムズ)にポジションを奪われて、リスタートの後に追いつかなきゃいけなくなったんだ。それはうまくいったけど、最初のその出来事があったせいで、第1スティントは前の皆に後れをとった。第2スティントと第3スティントはマシンがファンタスティックだったと思う。レースでミスを犯すこともなかった。予選みたいにすべてのラップでプッシュし続けたよ。かなり終盤だったけど、チェッカーフラッグの後、このマシンをドライブできてよかったと思った。本当に、本当に強力なペースだったし、上位のドライバーよりも速かったはず。燃料を多く積んでいた第2スティントでも速かったと思うよ。序盤でポジションを落としたけど、それでも、本当にいい結果だ。ブラウンGPよりも多くポイントをとったし、僕にとってはジェンソン(バトン)とルーベンス(バリチェロ)よりもたくさん点数を稼げたから、チームの皆にありがとうと言いたい。それからルノーにも称賛を。この数戦で直面したすべての嫌なことを考えると、また完走できたことはいいことだし、レースで十分な強さを発揮するエンジンだということを証明できたのもいいことだ。故障したことはきっとちょっと不運だっただけで、また復活したことを証明できたし、ずいぶん久しぶりな気がするけど、また完走できたことはいいことだよ。 Q: キミ、カギとなったのは5周目のリスタートでジャンカルロをパスしたことですね。どのようにジャンカルロに追いつき、パスしたのかを教えていただけますか。 ライコネン: 僕たちが同じ周回にピットに入ることは分かっていたから、追い抜いておく必要があったし、セーフティカーの後にやっていなかったら、彼らはものすごい速さがあったから難しかっただろう。第1コーナーを過ぎて十分なだけ近づいておこうと思ったんだ。それからオー・ルージュでできる限り彼の後ろに近づいた。かなりアンダーステアで上り切った時はワイドにふくらんじゃったけど、そこでもう一度KERSを使ったから彼の隣に出られて、すぐに前に行けたんだ。だから、彼の前に出るのは簡単と言えばそうだった。そこからはバカなミスさえしなきゃ大丈夫だと思っていた。 Q: ジャンカルロ、今は表彰台でキミの横に並んでいらっしゃいますが、この結果をもってして、モンツァでは彼のチームメイトとして隣に座ることになると思われますか? フィジケラ: ただのうわささ。昨日も言ったように、僕はとにかく今回のレースに集中していたし、僕にとってはファンタスティックな週末になった。明日にはモンツァのことを考え始めるだろう。言うまでもなく、フォース・インディアと一緒に、それは明らかだ。僕に言えるのはそれだけ。 Q: セバスチャン、チャンピオンシップについて聞かせてください。現在の見立てはいかがですか? 残りのレースで何ができるでしょうか? ベッテル: そうだね、まだいけるでしょ。正直、今回のチャンピオンシップはちょっとすごいよね。僕が小さい頃に見ていたF1のチャンピオンシップはいつもかなりつまんなかった。最初のレースで誰がコンペティティブかが分かったものさ。今は今週末に見たようにフォース・インディアが速かった。確実にモンツァでも速いはず。ローダウンフォースのコースだから、アップダウンもあるし、僕たちがあんまり強くない一貫性が重要だってことを示しているけど、それでも僕たちはリーチだ。チャンピオンシップリーダーのジェンソンよりも6ポイント多くとった。これはいいことだよ。彼に何が起きたのかは分からないけど。彼のマシンをターン5で見ただけだから、きっとアクシデントがあったんだろう。でも、これこそ僕らがやらなきゃいけないことなんだ。今日も1位になれれば最高だっただろうけど、昨日の結果の後じゃ、これが最高だったと思う。まだ何でも可能。戦うためにここにいるんだ。 ライコネン: 特別なことは何もないと思うよ。残念ながら、昨年は最終ラップで落としちゃったけどね。多くのドライバーが好きだと思うし。相性のいいサーキットなんだろう。クラシックサーキットで、流れるようにアップダウンもあって、ドライブするのが楽しいんだ。森の中のコースだし、もう望む物すべてがある感じ。かなり昔に初めてここに来て以来、僕はずっとここでとてもいい成績を出している。とにかくいい、それだけじゃないかな。気にしていないし。勝つには最高の場所だけどね。それに、ここでは本当にいいレースがあった。お客さんにとってもチームにとっても、それからドライバーにとってもいい。とてもいい週末だったね。もちろん、昨日は今日がもっと楽になるようにできたはずだとは思うけど、どっちにしろ、勝てたんだから、それが大事。このタイミングっていうのがいい。この先のレースでもがんばるよ。 Q: キミ、非常に厳しいシーズンを過ごしていますが、今回の優勝はご自身にとってどのような意味があるのでしょうか? ライコネン: うまくやれるようにがんばっているさ。もちろん、チャンピオンシップで上位にいるチームと同じくらい速いってわけじゃないから、現実的になる必要はあるけど、この数戦でのポジションを考えれば、まずまずいいでしょ。ハンガリーではそれまでで一番優勝に近づけたし、ここではそれを成し遂げた。サーキットによるんだよ。チームにとってはそれが重要だし、今年は厳しい時間を過ごしてきたから楽しんでくれるはず。でも、毎戦優勝することは期待できないから、毎週末、100%の力を出すつもりだ。それでも、全力を尽くせるかどうか、あとはここでの予選のようにおもしろいことが起こるかどうかにかかっている。今回はチャンスが多くなったけど、チームにとってはいい結果だし本当にハッピーだ。 Q: ジャンカルロが真後ろにいましたが、プレッシャーはいかがでしたか? ライコネン: 彼の方が速かったのは分かっていた。たぶん、最初のピットストップでハードタイヤを履いたことがちょっとミスだったと思う。温まりが悪くて、確かストップ直前の3周くらいに突然機能し始めたんだ。もっと強くプッシュできた。ピットストップで彼を後ろに抑えられれば、彼にとってはコース上で追い越すのがかなり難しいと分かっていたしね。彼らは最後のシケインに戻ってくる中盤のセクターでとても速かった。かなり接近してくることもあったけど、追い越されないようにKERSをちょっとずつ違うように使うようにしていたから、そんなに難しくはなかったよ。どっちにしろ、オーバーテイクは難しいことだから、とても簡単だった。 Q: 第1コーナーを過ぎたところでワイドにふくらんだのはあなただけでしたが、何かチームと話されていたのでしょうか? ライコネン: いや、最初に通常の道を行こうとしたんだけど、確かニックだったか、誰かがかなり速く内側に入ってきて、ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)を相当ワイドにプッシュしたから、僕の行き場がなくなったんだ。まっすぐ進むしかなくて、大回りするしかなかった。うまくいったけど、計画じゃなかったし、スペースがなかっただけさ。 Q: もしかすると、KERSをもっと早くに使うことも? ライコネン: いや、かなりバンピーだからね。昨年もそこに落ち着いたし。そんなに効果はないと思うよ。長いし。使えるサーキットなら、やるだろうし、そうすれば速くなるっていうのなら全部のラップでやろうとするだろうけど、今回はそうじゃなかった。 Q: モンツァでのチャンスはどう見ていますか? ライコネン: 難しいだろうね。僕たちのマシンは速く走るために縁石を使うようなところで他のマシンと同じくらいの強さがあるわけじゃない。思うとおりに縁石を使ってドライブできるようなら別だけど、その点は僕たちの強みじゃないから、難しいだろうと思う。でも、マシンの状態を見て何ができるか考える。 Q: ジャンカルロ、勝てたかもしれないという思いと、2位になれて最高だという思いがあり、複雑な心境かと思います。 フィジケラ: そうだね、ここに来る前なら僕自身、チームの皆も8位でフィニッシュすればファンタスティックだって言ったはずだ。でも僕らは2位になった。僕たちにとっては最高の週末。ポールポジションだったし、レースでのペースを考えるとキミより速かったからレースで勝つことも可能だったと思う。セーフティカーが出たことが不運だった。スタートからターン8までの間に僕は彼に対して2.5秒とか3秒くらい差をつけていて完ぺきだったからね。僕たちは燃料搭載量も同じだった。僕の方がちょっとだけ軽かったけど、消費は僕の方が少なかったはずだから、セーフティカー導入中にかなりうまくやれたんだと思う。同じ戦略だったし、彼よりも速かったから楽に勝てたはずだった。でも、2位はファンタスティックだよ。チームにも、僕自身にもうれしい。マシンは本当に良かった。ソフトでもミディアムのコンパウンドでも本当に一貫していた。自分たちのペースに本当に感動したし、これが続くことを願っている。 Q: どちらかのタイヤの方がいい、ということはありましたか? フィジケラ: 僕はソフトでスタートして、ソフト、最後にミディアムを履いた。僕にとってのベストコンパウンドはたぶん最後に履いたミディアムだったけど、中盤よりちょっと軽かったからどうだろう。それに、ずっとキミの後ろにいて、かなり近くにいたし、本当のペースが見られる単独での走行もなかったから。それに彼の後ろでちょっとロスしたり、すぐにまた追いついたりとかもあったから、彼よりはだいぶ速かったと思う。 Q: モンツァでのチャンスはどうでしょう? マシンのパフォーマンスはどうなると思われますか? フィジケラ: 直線での僕らのスピードが基本的にいいことは知っているよね。モンツァは超高速サーキットだ。スパでのパッケージはかなりいいと思う。モンツァ仕様のパッケージもいいはずだし、とても有望だと思う。今日の結果を再現できるとは言わないけど、まあ、そうなれば最高だけどさ、でも、トップ10入りはかたいと思うしポイントが獲得できればファンタスティックな結果だと言えるはずだ。 Q: この90分間、フェラーリがじっくりあなたを観察していたと思いますが、それでも次のレースはフォース・インディアを離れないのですか? フィジケラ: 昨日言ったように、僕は今日のこのフォース・インディアとのレースに集中していた。今のところ、彼らからの要請がなければ次のレースもフォース・インディアと一緒に臨むつもりでいるけど、たとえ彼らから要請があったとしても、いろいろと考えなきゃいけないことがあるから、まあ、そのうち分かるさ。 Q: セバスチャン、中盤スティントでのがんばりがロバート・クビサ(BMWザウバー)をかわして3番手の位置をつかむ結果につながりましたね。 ベッテル: そうだね、でも中盤スティントよりもレースのスタートかな。8番手スタートだったから第1スティントがかなり難しかったのは明らか。自分では最高のスタートだったと思っているけど。で、行き場がなかったってわけ。オー・ルージュからの上りで集団の先頭を逃したのは残念だった。マーク(ウェバー)が外側から追い抜いてポジションをとられちゃって、その後、皆がコースオフするのを見て慎重になりすぎたと思う。確かハイドフェルドがワイドにふくらんでいたんだと思うけど。うん、ロズベルグにもポジションを奪われた。昨日の予選で自分が経験していたから、コースオフしたマシンがスピンしながら戻ってくる可能性を考えたんだ。あり得るでしょ。だから、簡単じゃなかった。まあ、でも、リスタートの後は彼を追い抜けたし、彼の方が重かったからこれは重要だったと思う。でも、リスタートから数周後には上位の皆からかなり離されていた。マシン間のギャップがかなり違っていたんだ。そこから追いつくのは難しい。自分たちはいい仕事をしたと思うよ。いずれにしても、本当にすごいペースだったし、かなりいいレースだったと思う。第2スティントは僕たちが最長だったと思うけど、そこでリーダーたちやロバートに追いついていったんだ。それで3番手で戻って、最後のスティントでも追いかけられた。マシンの動きがかなり良かったんだと思う。ドライブするのが本当に楽しかったな。このサーキットはファンタスティックだし楽しいけど、1周だと上位勢に対して0.3秒、0.4秒、0.5秒くらい追いつくのが精いっぱいだから、ペースだけを見れば優勝できるマシンだと思うけど、昨日、うまくまとめられなかった。僕は3位に満足している。この2戦で僕らが直面したことを考えると余計にね。それから、ルノーをたたえないと。僕たちの(エンジンサプライヤーに関する)今後について、メディアでいろんなことが言われているのは知っているけど、彼らは本当に素晴らしい仕事をしてくれているし、僕たちを支え、たくさんプッシュしてくれている。2基のエンジンが故障するという最悪の状況があったのは確かだし、特にバレンシアは何の助けにもならなかったけど、それでも僕らはまだやれるし、マシンがしっかり機能して、エンジンがしっかり機能していることも分かるから、僕たちにとってはいい1日だった。チャンピオンシップ(を争う)の誰よりも多い6点をとれたから、本当にいい1日だよ。 Q: どちらがベストのタイヤでしたか? 最終スティントのかなり序盤にファステストラップを記録されていますが。 ベッテル: そうだね、その通りだ。僕は特にそうだったけど、金曜日の走行がマイレージをセーブするために制限されていたのは間違いない。金曜日のサーキットはレースの時と同じじゃないだろうと思っていたから、適切なタイヤを選ぶのはかなり難しかった。スティントのスタートはいつもプライムに苦労するんだ。前にいるマシンに第1スティントでおいていかれたのもそれが理由だと思う。彼らはかなり速かったしね。その後のペースは問題なかったと思う。マシンはハードタイヤを履いて徐々に良くなっていった。第2スティントはハードタイヤを履いたけど、かなり難しくて熱入れが簡単じゃなかった。最速タイムをマークした最終スティントはニュータイヤの効果だと思う。それにサーキットもかなり状態が良くなっていたし、最後の数周は追いつこうと思ったけど、ギャップが大き過ぎたからロバートとのギャップをしっかり保つことにしたんだ。それはうまくいった。少しペースを落としたけど・・・レブを落としてフィニッシュを目指したんだ。 ピケJr.、故意にクラッシュすることを命令されていた?
昨年9月にF1史上初のナイトレースとして開催されたシンガポールGPは、フェルナンド・アロンソ(ルノー)の勝利で幕を閉じた。しかし“皮肉にも”その勝利を援護したのは、当時チームメイトだったピケJr.が激しいクラッシュに見舞われたことでセーフティカーが導入されたためであったと報じられていた。 クラッシュを喫したピケJr.は当時「マシンリアエンドのコントロールを失ってしまったんだ。それで激しくウオールにヒットした」とリタイア原因を説明。しかし1か月ほど前にルノーを解雇されたピケJr.は、ルノーのチーム代表であり自身のマネジャーでもあったフラビオ・ブリアトーレからひどい扱いを受けたことを明かしたのだ。 ベルギーGP決勝レースを中継したブラジルのテレビ局『Globo TV』は、ピケJr.が昨年のシンガポールGPで故意にクラッシュするよう求められていたという情報をキャッチし、報じている。 これを受けてFIAの広報担当者は、この件の調査が開始されたことを認めた。 2009年第12戦ドライバーコメント決勝
フェラーリ、バドエルの今後について検討へ
1周目のクラッシュにペナルティはなし
まずはブラウンGPのジェンソン・バトンとルノーのロマン・グロージャンが接触し、その後マクラーレンのルイス・ハミルトンとトロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリがクラッシュ。4人ともリタイアという結果でレースを終えている。 「ロマンがブレーキを遅らせて僕のリアホイールにぶつかったんだ」とバトンが主張する一方で、新人のグロージャンは「バトンの道連れになった」と話した。 スチュワードは「これ以上の対処の必要はない」としてこの一件に幕を引いている。 昨年のワールドチャンピオンであるハミルトンはアルグエルスアリにレ・コンブで「ぶつけられた」と話したが、アルグエルスアリはハミルトンと接触したのは前方で起こっていたクラッシュを避けようとしたためだとした。 スパ、ニュルブルクリンクとの交互開催案を認める
2012年までの開催契約を結んでいるスパ・フランコルシャンだが、バーニー・エクレストンに毎年支払うレース開催料をまかなうことができないことから、隔年開催を検討していると今週初めに『La Libre(ラ・リブレ)』紙が報じていた。 スパ・フランコルシャンのマネジャーであるエティエンヌ・ダヴィニョンは30日(日)にベルギーGPが毎年損失を出していることを認め、エクレストンと交互開催案について話し合っていることを明らかにした。 「先方に興味はあるか分からないものの、例えばニュルブルクリンクと交互開催を行えるのであれば、F1に来てくれるファンを確保して収入を増やすことで損失を減らすことができる」とダヴィニョンは語っている。 西ヨーロッパに位置するスパとドイツのニュルブルクリンクは、地理的にはたった120kmしか離れていない。 サードカー阻止を目指すウィリアムズ代表
アルコール検出でエンジンかからず トヨタが飲酒運転防止装置 トヨタ自動車は31日、運転手の息からアルコールを検出するとエンジンが始動できなくなる飲酒運転防止装置「アルコール・インターロック装置」を開発したと発表した。9月1日から11月30日にかけて、日野自動車の協力を得て実証実験を行い、実用化への課題を探る。 同装置は、アルコールを検出するセンサーに加え、温度や湿度などのセンサーを備え、感知機能を向上させた。ドライバーが息を吹きかけて、アルコール分の有無をチェック。アルコールが検出されると警報による注意喚起に加え、スターター回路を制御し、エンジンを始動できなくなる。マウスピースに口を接触させる従来の方式に比べ、衛生面などでメリットがあるという。 トラックなどの事業用車両での採用を想定しており、ドライバーが装置を使用する様子を撮影してメディアに記録する機能も備えた。ドライバーは事業所に帰社後、メディアを運行管理者に提出し、データをパソコンなどで管理できる。 トヨタは同装置を国土交通省の公用車や事業所(計13施設)にある日野自動車の車両約30台に設置し、実際の運用時の問題点などを検証する。 2009/8/30 ラウダからフェラーリへ、“フィジケラとサインを”
「フェラーリはモンツァでそのコックピットにフィジケラを座らせるべきだ」とスイス紙『SonntagsBlick(ゾンタークスブリック)』に語るかつての王者は「彼らにはもはやバドエルをめちゃくちゃにすることなどできないはずだ」と続けた。 ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルド)』はフィジケラの移籍は否定のしようがない可能性だと報道。フィジケラ自らが否定した水曜日にフェラーリとの話し合いが始まったとしている。 「もしフォース・インディアが財政的な懸念を抱えているのなら、フェラーリから支払われる移籍金が役に立つはずだ」とも話すラウダ。 また、『Bild am Sonntag(ビルド・アム・ゾンターク)』は以前フェラーリからエンジン供給を受けていたフォース・インディアが今もフェラーリから借金したままだと伝えている。 ライコネンが今シーズン初勝利!
前日の公式予選ではフォース・インディアのジャンカルロ・フィジケラが2006年マレーシアGP以来となるポールポジションを獲得。2番手にヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、3番手にニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)がつけ、いつもとは違う顔ぶれが予選トップ3を占めた。タイトル争いを行うブラウンGPはルーベンス・バリチェロが4番手、ジェンソン・バトンは今シーズン初めてQ3に進めず14番手。レッドブル勢はセバスチャン・ベッテルが8番手、マーク・ウェバーが9番手となった。 予選終了後にFIAが発表した車両重量によれば、最も軽い状態でレースをスタートするのはバリチェロだった。続いてフィジケラ、ティモ・グロック(トヨタ)、ロバート・クビサ(BMWザウバー)、ハイドフェルド、キミ・ライコネン(フェラーリ)、トゥルーリと続く一方、予選18番手の中嶋一貴(ウィリアムズ)のマシン重量は最も重い706.1kgと発表されたため、スタート時の燃料搭載量は100kgほどということが判明した。 レース直前の天候は晴れで、気温16℃、路面温度30℃、湿度51%のドライコンディション。ブリヂストンはベルギーGPにソフトコンパウンド(ソフトタイヤ)とミディアムコンパウンド(ハードタイヤ)という2種類のドライタイヤを持ち込んだ。スタート時のタイヤ選択は、マシンによって大きく異なっている。 フォーメーションラップが終了し、20台のマシンがグリッドについた。1つずつレッドシグナルが点灯した後、ブラックアウトでレーススタート! フィジケラが好スタートを切ってトップを死守したが、バリチェロが動けず。トゥルーリとハイドフェルドがターン1へのブレーキングをかなり遅らせ、その間にクビサが2番手に浮上! しかしKERS(運動エネルギー回生システム)を搭載するライコネンが攻め、ケメルストレートエンドのレ・コンブでクビサをオーバーテイクした。 しかし、そのレ・コンブで多重クラッシュが発生! バトン、ロマン・グロージャン(ルノー)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)が接触し、その場でリタイアとなった。さらにトゥルーリも接触し、フロントウイングを壊して緊急ピットイン。ここでセーフティカーが導入された。 セーフティカー先導でレースは3周を終了。オーダーはフィジケラ、ライコネン、クビサ、グロック、ウェバー、ハイドフェルド、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、ベッテル、フェルナンド・アロンソ(ルノー)、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)までがトップ10。セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、中嶋、ルカ・バドエル(フェラーリ)、トゥルーリ、バリチェロ、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)という隊列になった。 レースは5周目にリスタート! ライコネンがケメルストレートでフィジケラを攻略し、トップに立った。後方ではベッテルがロズベルグを抜き、バリチェロがトゥルーリの前に。中嶋は12番手を保った。 バリチェロはブランシモンでバドエルのスリップにつき、バスストップシケインでオーバーテイク。13番手に浮上した。6周目にはライコネンが1分48秒090というファステストラップをマーク。2番手のフィジケラも1分48秒5を刻んでいるが、両者の差は1.4秒だ。 7周目のケメルストレートでバリチェロが中嶋を攻略! マシン重量が最も重い中嶋は最も軽いバリチェロを抑えられず、バリチェロが12番手に上がった。一方、トゥルーリはペースを上げることができずスーティルにもかわされ、最後尾の16番手に落ちた。さらにバドエルがスーティルにプーオンの出口でアウト側からオーバーテイクされ、15番手に。トゥルーリは無線でレースエンジニアに対し、バドエルのトップスピードの速さを嘆いており、なかなかオーバーテイクできない。 10周目に入った先頭のライコネンは1分48秒フラットで周回を重ね、2番手フィジケラに1.8秒差を築いた。フィジケラもなかなかの好ペースを維持し、3番手クビサに1.7秒のギャップを作った。一方、4番手グロックのペースが悪く、クビサからは3.4秒遅れ。この1秒後方にウェバーが抑え込まれ、その後ろにハイドフェルド、ベッテル、ロズベルグ、アロンソが2、3秒間隔で続いた。 12周目を終えるとクビサとグロックが同時ピットイン! トヨタが作業に手間取り、クビサが先にコースに戻った。14周目終了時点でライコネン、フィジケラが同時にピットへ向かったが、ライコネンが先にコースイン。さらにウェバーとハイドフェルドも入ったが、作業を終えてピットレーンを走るハイドフェルドの目の前にレッドブルのクルーがウェバーをリリースしてしまい、あわや接触というシーンに。ウェバーはペナルティを恐れ、コース上でハイドフェルドにポジションを譲った。しかしレーススチュワードは危険な行為であると認め、ウェバーにドライブスルーペナルティを科した。 レースは20周目となり、多くの上位勢が1回目のピットストップを実施。順位はライコネン、フィジケラ、アロンソ、クビサ、コバライネン、ブエミ、ベッテル、ハイドフェルド、バリチェロ、スーティルまでがトップ10。このうちアロンソ、コバライネン、ブエミがまだピットストップを行っていない。 レースは30周目。12番手の中嶋がピットに入り、これで全車が1回目のストップを終えた。先頭ライコネン、2番手フィジケラは変わっていないが、この2人のギャップはわずか1.1秒。3番手クビサ、4番手ベッテル、5番手ハイドフェルド、6番手ロズベルグ、7番手グロック、8番手ウェバーまでがポイント圏内だ。 31周目終了時点でライコネンとフィジケラが同時ピットイン! フェラーリもフォース・インディアも7.1秒の静止時間でドライバーを送り出したため、順位の変動はなかった。残り13周、コース上での勝負となった。 レースは35周目を終え、暫定首位のベッテルがピットイン。レッドブルのクルーはミスせずコースに送り出し、クビサの前となる3番手に浮上した。これでライコネン、フィジケラ、ベッテル、クビサ、ハイドフェルド、コバライネン、バリチェロ、ロズベルグ、ウェバー、グロックというトップ10になった。 レースは残り6周。3番手のベッテルはフィジケラから5秒後方にいるが、ファステストラップを連発してフィジケラを追う。ライコネンとフィジケラのラップタイムは1分47秒8ほどだが、ベッテルは1分47秒2を刻み、じわじわと2人に近づいた。 フィジケラは41周目に1分47秒786という自己ベストタイムをマークし、ライコネンとのギャップを0.8秒にキープして走行。後方では7番手のバリチェロのマシンリアエンドから薄い白煙が出始めたが、レースエンジニアの無線ではオイル漏れとのこと。ペースを落とし、そのまま走行を続けた。 ライコネンとフィジケラのポジションは変わらず、チェッカーフラッグ! ライコネンが2008年スペインGP以来となる今シーズン初勝利を決めた。通算18勝目は、スパにおける4勝目だ。2位には2006年日本GP以来の表彰台をゲットしたフィジケラ。フォース・インディアは初ポイント獲得が表彰台となった。3位には8番手スタートのベッテルが入った。 4位にクビサ、5位にハイドフェルドが入り、BMWザウバーは2008年中国GP以来のダブル入賞を達成。6位にコバライネンが続き、トラブルを抱えたバリチェロがなんとか7位。ロズベルグが8位に入った。バリチェロのマシンはチェッカーフラッグを受けた後にリアエンドが炎上している。 9位にはウェバーが入り、グロック、スーティル、ブエミ、中嶋、バドエルまでが完走。アロンソ、トゥルーリ、バトン、グロージャン、ハミルトン、アルグエルスアリの6台がリタイアを喫した。 ファステストラップを刻んだのはベッテルで、タイムは1分47秒263。終盤の38周目にたたき出した。 次戦イタリアGPは2週間後に開催される。最初のセッションとなる金曜フリー走行1回目は9月11日(金)の日本時間17時(現地時間10時)からスタート予定。お楽しみに! 2年目のシンガポールGPは観衆が減少?
2008年にはマリーナ・ベイのシンガポール市街地サーキットに10万人の観客が押し寄せたが、今年のチケットはこれまでのところ6万枚しか売れていない。 「昨年は特別な年だった。初開催のイベントだったため当初から大きな関心を集めていた」と地元紙『Sunday Times(サンデー・タイムズ)』に語るのは、シンガポールのイスワラン貿易産業大臣。 マルヤ、フィジケラとフェラーリのうわさを否定
生粋のローマっ子であるフィジケラがスパ・フランコルシャンで行われたベルギーGP予選で衝撃的なポールポジション獲得を果たしたことにより、フェラーリで苦しむイタリア人ドライバーのルカ・バドエルの後任として次戦イタリアGPから跳ね馬のコックピットに収まるのではないかという推測が広まった。 「ここにいるすべての人々は、私に同じ質問をしてくる」とスパのパドックで語ったのは、フォース・インディアのオーナーでチーム代表を務めるマルヤ。 さらに「単なるメディアのうわさだ。フェラーリが私にアプローチしてきた事実もなければ、ジャンカルロが私にそのようなことを話したこともない。メディアのうわさにコメントはできない」とも続けた。 フェラーリはハンガリーGP予選でケガをしたフェリペ・マッサの代役としてミハエル・シューマッハを起用する予定だったが、そのシューマッハもまたバイクのテスト中に負った首のケガに不安を抱えていることが判明、7冠王者の電撃復帰は幻となった。そのため、チームはバドエルをヨーロッパGPからレースドライバーに据えることを決めたのだが、2戦目となった今週末でも予選では最下位。さらにタイムアタック中にスピンを喫し、グラベルの上で予選セッションを終えるという状況だった。 バドエルは「モンツァは僕のホームコースだ。人生の中でも、最も多くの時間を過ごしたサーキットなんだ。そこでなら、大きく前進できるはずだ」と報道陣に語っている。 フェラーリ首脳陣がカーナンバー3のマシンからバドエルを引きずり降ろさないようにするには、バドエル自身が30日(日)のベルギーGP決勝レースで力強い戦いをするしか方法がない。 「僕がモンツァで走るかどうかは別にしても、明日のレースを見てみようじゃないか。いくつかレースを経験すれば、改善できると考えている」とバドエルはコメントしている。 さらに、マッサがケガをしたタイミングは、テストドライバーがレースシートを手にする時期としては最悪のものであったとも主張したバドエル。 「2年前なら僕はたくさんドライブできていたから、レースドライバーとの差はあまり大きくなかった。残念ながら、人は人生を自分では選べないものさ」と話している。 一方マルヤは、自身のビジネスが不調になっていることが原因でフォース・インディアのオーナー権を手放すのではとうわさされているが、その点についても否定。 「間違った情報が多く流れている」とF1の公式サイトに語ったマルヤは、自身が経営するビールおよび蒸留酒産業がうまく運営されていることを明かした。 またキングフィッシャー航空についても「私の財政面は航空会社にのみ依存しているわけでなく、フォース・インディアの財政も私が持つ会社の問題に影響を受けているのではない。フォース・インディアはきちんと投資をうけており、皆が知っているように私はここで貢献しているのだ」とコメントしている。 |
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