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2009/11/2 源氏物語、幻の続編「巣守帖」か…写本確認 現代に伝えられる「源氏物語」54帖(じょう)には存在せず、古い注釈書などに巻名だけが残る「巣守帖(すもりのじょう)」とみられる写本の一部が残されていたのを、池田和臣・中央大学教授(中古文学)が初めて確認した。 光源氏の次男である薫や、孫の匂宮(におうみや)を描いた最終章「宇治十帖」の“続編”とされる内容。紫式部の死後、別人が書いたとの説が強いが、これまで実態がわからなかった〈幻の写本〉で、源氏物語の変遷を探る貴重な資料となりそうだ。 池田教授が古書店から入手した15・5センチ四方の文書2枚。筆跡や紙質の鑑定などから、鎌倉末期から南北朝時代のものとみられる。 源氏物語は54帖があったとされるが、鎌倉初期の故実書「白造紙(はくぞうし)」には、「巣守」など三つの物語名が巻名目録に加えられていたほか、人物紹介などを記した源氏物語古系図にも、「巣守」の名が挙げられていた。 これらの資料に基づく「巣守」の粗筋は、薫の誠実さにひかれた「巣守の君」が若君を産み、求愛する匂宮の執着から逃れようと山中に隠れてひっそりと暮らす内容。見つかった写本には、山に沈む月を見ながら隠とん生活を送る「巣守の君」の心情を思わせる和歌が記されていた。 池田教授は「『宇治十帖』で、浮舟をめぐる三角関係に敗れる薫に同情した後世の人物が、物語を対照的に書いた“外伝”だといえる」とし、執筆年代や人物の関係などから、散逸した写本にほぼ間違いないと結論づけた。21日に東京・実践女子大で開かれるシンポジウムで報告する。 2009/7/27 作ってあげたい「恋めし」「彼ごはん」 関連本が100万部突破 彼氏に作ってあげるごはんは「恋めし」や「彼ごはん」と呼ばれ、女性の6割以上が経験ありというデータもある。人気が高いのはハンバーグ、カレー、コロッケだ。ごはんを作ってあげたことをきっかけに付き合って結婚した人や、関係が復活したという人もいる。彼氏の胃袋をつかむのが恋の「近道」というわけだ。 ■「カレー」「ハンバーグ」「コロッケ」が人気 女性向けサイト「OZmall」は2009年7月22日、「恋めし」についてのアンケート結果を発表した。オズモール会員420人に09年6月15日~6月30日に調査したところ、「恋めし」を作ったことがあると答えた女性は65%にのぼった。 彼が好きな料理だからという理由で、「カレー」「ハンバーグ」「コロッケ」の人気が高い。「カレー」と答えた女性は、 「変に凝ったものよりも子供の頃から慣れ親しんだ料理が相手のハートをつかみやすい」 という。甘口・辛口や野菜の切り方など、相手の好みにも合わせやすいのもポイントのようだ。「ハンバーグ」を選んだ人も複数いる。 「ありきたりだけど、それなりに見えるし、キッチンが狭くても作れる」(はんばーぐらーさん) 初心者には作るのが難しい「コロッケ」を挙げた人もいるが、その理由は「揚げ物する女子は少ないので喜ばれる」(ヒロさん)からだそうだ。ほかには、煮込みハンバーグ、肉入りコロッケ、土鍋ご飯の3点セットで、「これで落ちない男はいない!」という強気の意見もあった。 初心者でも料理を学べると人気の料理スクール「ABC Cooking Studio」の広報担当者は、彼氏に作ってあげる料理として、 「ハンバーグは見栄えも良いと思います。オムライスや肉じゃがも初めてでも作りやすいですよ」 とアドバイスする。 ■「彼ごはん」レシピの分量は「2人分」 彼氏に作ってあげる料理のことを「彼ごはん」ともいう。レシピ本「作ってあげたい彼ごはん」(宝島社、07年8月発売)から広まった言葉だ。09年4月にシリーズ4作目を発売したが、「料理本といえば主婦向け」という常識を破り、シリーズ累計発行部数が130万部にのぼるベストセラーとなった。 ただ、彼氏にごはんを作りたいというのは、昔からよくあることだ。料理本もたくさん出ている。にもかかわらず、ここまでうけたのはなぜか。 担当編集者はこう語る。 「『作ってあげたい彼ごはん』というストレートなタイトルが若い女性に響いたのだと思います。レシピの分量は基本的に2人分で、料理を初めてする人でも無理なく作れるようにポイント解説をたくさん入れています。また『10分で作れる料理』や『記念日に作りたい料理』など、シチュエーションに合わせた料理を載せている点も好評です」 問題は「恋めし」「彼ごはん」の効果だが、OZmallの調査によれば、作ってあげたことでマンネリ気味の関係を抜け出したとか、病気中の男性に作ってあげた結果、付き合って結婚したという強者もいるという。 2009/2/13 “ギャルブーム”火付け役の雑誌『Cawaii!』が休刊 主婦の友社が発行する10代向けギャル系女性誌『Cawaii!』が、5月1日(金)発売の6月号で休刊することがわかった。主婦の友社によると部数が伸び悩み、今回市場の拡大は困難だと判断したという。 同誌は96年3月に創刊され、“読者モデル”として一般の女子高校生をモデルとして起用する読者参加型雑誌の先駆けだった。森本容子、土岐田麗子ら人気モデルを輩出し、 現在は、アイドルユニット・AKB48の板野友美や『仮面ライダーキバ』(テレビ朝日系)にも出演した高橋優らが専属モデルを務めている。 18歳以上に向けた『S Cawaii!』や、中学生向けの『Hanachu』などの姉妹誌も発売したが、同誌の売上げが伸び悩み、休刊が決定した。日本雑誌協会ホームページによると、08年7月~9月の発行部数は11万3400部となっている。 2008/7/21 源氏物語 全巻写本「大沢本」を発見 鎌倉中期の古い巻も 「大沢本」として存在は知られながら70年近く行方不明だった「源氏物語」全巻の写本が個人宅に所蔵されていたことが分かった。所有者の調査依頼を受けた国文学研究資料館の伊井春樹館長が大沢本と確認し、21日に大阪府立大で開かれた講演会で発表した。中には鎌倉中期の写しと推測される古い巻もあるといい、伊井さんは「重要文化財級の貴重な資料」としている。
大沢本は、大沢という人物が豊臣秀吉より拝領したと伝えられ、明治以降度々の鑑定を受けたが、太平洋戦争前後にこつ然と姿を消した。 大沢本を最初に鑑定したのは、明治期の古典研究家、小杉榲邨(すぎむら)。小杉の覚書「鑑定雑記」を調べている伊井さんは、1907年11月に「大沢氏の子孫が持ち込んだ『源氏』写本を鑑定」という記述を発見し、かねて興味を抱いていた。また、源氏学者の池田亀鑑は40年ごろに大沢氏蔵の写本を見たが「十分な調査が出来ないまま、大戦をはさんで行方不明になった」と書き残している。今回、「源氏」本文と共に小杉らの鑑定書も見つかり、「鑑定雑記」の記述と一致することから大沢本と認められた。 大沢本は全54帖がそろっているが、一度に写されたものではなく、不足分をかき集めた「取り合わせ本」。鎌倉中期の写本も含め、室町末期に体裁が整えられたらしい。 「源氏」は原典が残っておらず、写本には藤原定家校訂の「青表紙本」、「河内本」の2系統と、どちらにも属さない「別本」がある。大沢本は約半数を別本が占め、例えば「夕霧」巻の末尾は「なにはの浦に」となっているが、この文言が付いた本文は、ほかに例がない。「詳細な研究はこれからだが、流布している『源氏』とは違う世界が見えてくるかもしれない」と伊井さんは期待する。現在の所有者は、大沢氏とは無縁の個人。現段階で公開の予定はない。 異本に詳しい加藤洋介・大阪大准教授は「『源氏』が記録に現れて千年たつのを機に、写本の存在が相次いで確認されているのは喜ばしい。大沢本は質量ともに、近年まれに見る出物。室町期にどんな系統の本が読まれていたかを推測する手がかりになる」と話している。 2008/6/23 上地雄輔が初エッセー発売へ 3人組、羞恥心で大ブレークした俳優、上地雄輔(29)が7月30日に初のフォト&エッセー「上地雄輔物語」(ワニブックス、1600円)を発売することが22日、分かった。「ホントに俺が書きましたっ!!」と強調するように、執筆のみならず、企画、構成、デザイン案まで務めた自信作。やんちゃな少年時代や明石家さんま(52)、レッドソックス・松坂大輔投手(27)との知られざるエピソードなどが満載だ。 フジテレビ系「クイズ!ヘキサゴンII」(水曜後7・0)で珍解答を連発し、イケメンなのにおバカキャラというギャップで人気が爆発した上地。だが、彼の飾らない素直な文章には味があり、ブログ「神児遊助」は1日の来場者数世界一のギネス認定を受けたほど。 そんな文才に目をつけたワニブックスが、昨年10月にオファー。快諾した上地はわざわざ原案を用意して、タイトル、企画、構成、大好きなひまわりをあしらったデザイン画案まで手掛けた。 タレント本はインタビューでゴーストライターに任せる場合が多いが、休日や寝る間を惜しんで自ら執筆。故郷の神奈川・横須賀市や、甲子園をめざして汗を流した横浜高野球部グラウンドなど思い出の地を巡って写真を撮り下ろし、ファン垂涎の1冊に仕上げた。 その内容を紹介すると-。横浜高のレギュラー捕手だった上地がひじを故障し5カ月間泣いていたが、「出口のないトンネルはないんだよ」と書かれた母からの手紙を握りしめ父と病院をまわり乗り越えた話など、家族や友人との絆が笑いあり涙ありで綴られている。 ほかにも、横浜高時代、テレビの撮影をしていたさんまに声をかけ、「君ホンマおもしろいなー。男前やし芸能界入りしーや」「俺ビッグんなって10年後ポカリおごってあげっから待っててねー」と会話し、それが実現したこと。 昨年9月に横浜高野球部の恩師が急死した際、バッテリーを組んでいた松坂が国際電話で上地に「次の試合、死ぬ気で投げる」と誓い、地区優勝のかかった試合で歴史的好投を見せたこと。幼なじみの俳優、小泉孝太郎(29)との秘話や、自分のよさを引き出してくれた「ヘキサゴンII」の司会者、島田紳助(52)への思いなども綴られている。 上地は「天真爛漫なTHEわんぱく坊主が、どんな風に成長してきたのか、教室の隣の席にいるつもりで読んでみてください。1人でも多くの人に、笑顔になったり、いい涙を流したりしてもらいたいです」と呼びかけている。 2008/6/16 マドンナの弟が赤裸々暴露本を出版!マドンナは非公認 マドンナの弟が「ライフ・ウィズ・マイ・シスター・マドンナ」という本を出版することがわかった。 マドンナは6人兄弟の3番目として生まれているが、書いたのは末弟でデザイナーのクリストファー・チッコーネ。一時期はマドンナのステージ監督もしていた弟だが、マドンナの夫、ガイ・リッチーと折り合いが悪く、最近はマドンナとも疎遠になっているという。マドンナが本人の許可を得ないまま、クリストファーがゲイであることを明かしたことも仲たがいの一因とも言われている。 本はウェンディー・リーとの共著。ウェンディーはイギリスのジャーナリストで、各紙に記事を寄せているほか、ジョンFケネディ、グレース・ケリーなどについての本も書いている。 サイモン・スポットライト・エンターテインメントにて、7月15日発売予定の本の中身を知る人によると「写実的でおもしろい」のだそう。マドンナのスポークスマンは、マドンナは自分に関する本のどれにも協力はしていないとコメントしている。この本で明かされる事実と、それに対するマドンナの反応が注目されるところだ。 2008/6/14 hideさんの追悼ライブは「当時のビジュアル系の最終回」だったのか 今年3月に華々しく復活したX JAPAN。昨年末に一夜限りの再結成ライブを行ったLUNA SEA。ビジュアルシーンを代表する2バンドが、今年5月の故・hideさんの追悼ライブ『hide memorial summit』で共演したシーンは記憶に新しい。往年のファンが押し寄せ、リアルタイムで体験していない若いファンが後に続く――。だが、歓喜に沸いた2日間を音楽評論家の市川哲史氏は「複雑だった」と苦笑する。あのライブは失敗だったのか、果たして。
ビジュアル系ロックに長年携わり、様々な観点から2バンドを追い続けてきた市川氏はこのほど最新著書『さよなら「ヴィジュアル系」~紅に染まったSLAVEたちに捧ぐ~』(竹書房文庫)を発売した。先人たちが切り拓き、今や日本発の文化として世界中で親しまれるようになったビジュアル系に対し、敢えて「さよなら」と言い切る。「想い出を大事にしましょうよ。あの時代にしか出来なかった空気感があるのだから」という願いを込めてのものだという。 そして冒頭の発言について「(共演は)複雑なものだった。あの2バンドが合体すると、それぞれの“想い出”が完結してしまうのでは? と思ったんです」と見解を口にした。「当時のビジュアル系の最終回を見たようでした。あのシーンには私の中で“完”という文字が浮かびましたね」。そして、さよなら、となった。 「Xが解散し、LUNA SEAも終幕した時、あれで当時のビジュアル系に区切りがついたと思った。けれど、やっぱり締めが必要だったと思うんです。ビジュアル系って破壊するために構築するというスタイルを大事にするジャンルだから、ちゃんとした“終わり”が必要だったと思う。だからあのイベントはわかりやすい完結だったとも思えるんです」。 市川氏は今後の2バンドの活動について「新しいもの(新曲)を生もうと思って欲しくはないんです。それは若い子たちに任せるという形でいい」と提案する。再結成、再始動を否定する事はないにせよ「やるならば、過去を一切捨てるべき。新しい“X”、新しい“LUNA SEA”を見せようとするのは逆にかっこ悪い事になりかねないんです」と促した。 そして最後に、笑いながら一抹の不安を口にした。「みんなの想い出が“薄まった時”に再結成ライブをするのはいいと思う。でも、年末ぐらいにまたやらないよね?」――。 市川哲史:音楽評論家。音楽誌『ロッキングオン』を経て『音楽と人』を創刊。その後、数多くのビジュアル系アーティストに携わる一方、ジャニーズ系タレントの取材など多方面で執筆中。主な著書に『X PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK』(ロッキング・オン)『偽装 音楽業界』(オリコン・エンタテインメント)『私が「ヴィジュアル系」だった頃。』『私も「ヴィジュアル系」だった頃。』(竹書房)など。今回、「ヴィジュアル系」2作から、2バンドに関する内容を抜粋し、新たに再結成現象を書き下ろした『さよなら「ヴィジュアル系」~紅に染まったSLAVEたちに捧ぐ~』(竹書房)を発売した。 2008/6/4 不倫関係を描いた問題作! 酒井若菜が小説家デビュー 女優の酒井若菜が初の小説『こぼれる』を上梓したことを自身のブログで明かした。1年半に渡って書き綴られた本作は、妻子ある男性との不倫関係を描いた切ないラブストーリー。酒井は「やっぱり自分が一生懸命頑張ったものって、一人でも多くの人に見てもらいたくなるもんだね」と喜びをあらわにした。 同作は、24歳の女の子・雫が妻子ある男性と不倫関係を続けていくなかで、罪悪感やいつか来る別れの時に悩みながらも、登場人物それぞれの視点で丁寧に描き分けられたリアルで切ないラブストーリー。初の小説だけに相当“難産”だったという酒井は「本当は、(5月)26日に完成してなきゃいけなかったんだけど、どうにも間に合わず、しかも28日中にとあるミスに気づいてしまい、昨日大慌てで担当編集者と事務所で直し作業」と締め切りを3日過ぎてやっと完成したという。 酒井といえば大ヒットドラマ『木更津キャッツアイ』(TBS系)の“モー子”役など、個性的な役柄が演じることができる演技派女優のひとり。そんな彼女だからこそ、役者として磨かれた人間に対する洞察力は、年齢、性別、立場の違う登場人物ひとりひとりの細かい描写によって、文章を書く舞台でも発揮されている。酒井は「やっぱり自分が一生懸命頑張ったものって、一人でも多くの人に見てもらいたくなるもんだね。なんなら世界中走り回って言いたいよ」と処女作への想いを綴っている。 小説『こぼれる』は6月20日(金)に発売。 2007/11/20 柳美里さんが新著表紙でフルヌード 人気作家柳美里さん(39)が、30日発売の新著「柳美里不幸全記録」(新潮社)の表紙で、フルヌードを披露している。写真集以外で女性作家がヌードになるのは異例。写真は篠山紀信氏が撮影した。 柳さんは同書の後書きに、タイトルも表紙も、信頼する編集者のアイデアだとし、「同書を真剣に考えた上での提案だったので同意しました」と記している。 同書は、柳さんが月刊「新潮45」に、02年から5年半にわたり連載した「交換日記」をまとめたもの。新聞連載の打ち切り騒動や、韓国人女性をモデルにした処女作「石に泳ぐ魚」が最高裁から出版差し止め命令を受けたこと、子供に手を上げてしまう育児、さらに15歳年下の男性との共同生活などが、赤裸々に書かれている。同社編集部は「表紙は、著者自身、それも、著者のありのままの姿以外にない」と考えたと説明。柳さんも本を売るためのパフォーマンスではなく「作品の性格からヌードになった」としている。 柳さんは、篠山氏とは15年前から、約20回ほどカメラマンと被写体の関係にあった。後書きには「篠山紀信の構えるカメラの前に立つと、死を強く意識します」。「カメラとわたしは、まばたきするたびに、生きることと死ぬこと、幸と不幸が入れ替わる気がします。篠山さんとわたしは、撮影という行為を通して、お互いの生き死にに触れ合っているのだと思う」と紹介している。39歳の人生を写しだす表紙の反響が注目される。 2007/7/24 ハリポタ最終巻、ネットもリアルも「史上最速」の売れ行き ハリー・ポッターのシリーズ7作目にして最終巻の米国での売り上げが、発売から24時間で推定830万部に達し、売れ行き史上最速の書籍の地位を固めた。
「Harry Potter and the Deathly Hallows(仮題:ハリー・ポッターと死の秘宝)」は、発売から24時間で690万部売れた2005年のシリーズ前作を優に抜いたと、米国の出版元Scholaticは報告した。 週末には、すべての読者の疑問――最後に誰か死ぬのか? ハリーは生き残るのか?――に答える最終巻を手に入れようと、世界中の大都市で数千人のポッターファンが書店に列をなした。 インドでは警察が7月23日に、ベンガルールの印刷所と倉庫を兼ねた個人宅を捜索し、「Deathly Hallows」の海賊版数百部を押収したことを明らかにした。 先週には同書のインターネット版が出回り、米紙2紙が発売前に書評を掲載した。だがそれが、次第に過酷になる少年魔法使いと邪悪な力の戦いの最終章への熱意を弱めることはなかった。 Scholaticのトレード&ブックフェア担当社長リサ・ホールトン氏は、米国でのこの週末の熱気を、ビートルズの最初の訪米のときの熱狂に例えた。 「この週末は大人も子供もバスの中や公園、飛行機、レストランでHarry Potter and the Deathly Hallowsを読んでいる」と同氏は発表文で述べている。 英国での売り上げも記録的で、シリーズ前作をしのいだ。 スーパーマーケットのAsdaでは、仕入れた50万冊のうち97%が発売から36時間で売れた。前作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の2倍のペースだ。同書の注文はさらに寄せられている。 英国の出版元Bloomsburyの広報担当者はObserver紙に、最終巻の英国での売り上げは最初の24時間で300万部に達したかもしれないと語った。2005年の前作の200万部を上回っている。 書店Waterstone'sでは2時間に10万部が売れた。一方、ライバル書店のWH Smithでは発売された最初の夜に、英国中の店舗で1秒間に15冊売れた。これは前作の「1秒間に13冊」を超える記録だ。 オンラインストアのAmazon.comでは、「Deathly Hallows」の予約が前作よりも47%多い220万件となった。 ほぼ全世界で書評が白熱し、数人のキャラクターが死ぬ同書の、これまでよりも暗いトーンが指摘されている。 「608ページを読んだ後でも、これが本当にハリーの物語の終わりだというのが信じがたい」と英タブロイド紙Daily Mirrorの書籍編集者ヘンリー・サットン氏は言う。 同氏は、最終巻のエピローグは、ハリー・ポッター物語の「復活はあり得ない」ことを意味していると確信しているが、誰もがそれに同意しているわけではない。 最終巻の発売から数時間後、ブックメーカーのLadbrokesはハリー・ポッター8作目の登場について、多数のベットがあったことを受けてオッズを16分の1から10分の1に引き下げた。 2007/7/20 ハリポタ最新巻「店で買った」 19日付の米紙ニューヨーク・タイムズなどは、世界的ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの完結編となる第7話「ハリー・ポッター・アンド・ザ・デスリー・ハロウズ(仮題=ハリー・ポッターと死の秘宝)」の内容の一部を報じた。
作者のJ・K・ローリングさん側は事前に内容が漏れるのを防ぐため細心の注意を払い、厳重な管理の下で出荷作業を進めていただけに「多くの読者、特に子供たちの願いを踏みにじる行為」(ローリングさん)と非難している。 完結編はロンドン時間の21日未明(日本時間同日朝)に各国で同時発売されるが、ニューヨーク・タイムズは報道内容について「ニューヨークの店で購入した」としている。 ロイター通信によると、米紙ボルティモア・サンも「合法的で普通の方法」により書籍そのものを入手したとして一部内容を報道した。 2007/7/18 ハリポタ最終巻 ネットに流出 このことが原因でJ.K. Rowling氏が極貧生活に陥ることはまずないであろうが、同氏の最新作の海賊版が発売予定日の4日前に突如オンライン上に出回っている。 世界で絶大な人気を誇るハリー・ポッターシリーズの完結編「ハリー・ポッターと死の秘宝」は、米国時間7月21日朝に発売が予定されている。 いくつかのBitTorrent検索エンジンで検索すると、同書(の海賊版)は一般に複数の部分に分割されているのが分かる。それらは、どうやら外部に流失した同書を写真撮影したもののようだ。BitTorrentのトラッカサイトThe Pirate Bayで見つけたある海賊版には、800ページ近くある同書の496ページから最後までが写っている。 無論これは、Rowling氏が描いたハリー・ポッターシリーズの結末をファイル共有者らがいつでも知ることが可能な状態にあることを意味する。 カナダの全国紙The Globe And Mailの17日付けの記事によると、カナダのハリー・ポッターシリーズの出版社Raincoast Booksは、市民に対し結末を人に教えないよう呼びかけているという。 しかし、それも不毛な努力となりそうだ。 これは、オンライン上で同書の海賊版を公開しているある人物の書き込みだ。Yamathanと名乗るその人物は、「これらは新刊見本だ」とし、さらに次のように述べている。「これは完全な流失版であり、質、内容ともにオリジナルと同じ。まさに本物だ。さあ、みんな、今を楽しもう!」 2007/6/24 ハリポタ結末 作者夫は聞く 人気小説「ハリー・ポッター」シリーズの最終章「ハリー・ポッターと死の秘宝」(仮題)の結末について、作者のJ・K・ローリング氏は、夫にだけ内容を話しているようだ。 映画シリーズでポッター役を務めるダニエル・ラドクリフでさえも、最終章の結末について何も知らされていない。ラドクリフは22日、シリーズ最新の第5作目「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」のプロモーション会見で「われわれの誰もプレビュー版を手にしていない」とコメント。その上で「ローリング氏の夫だけは、何が起こるのかを最近知ったと思う」と語った。 2007/2/1 Microsoft Press 今月の新刊情報 【2007 年 2 月号】
2006/10/12 村上春樹氏著作に早くもプレミア…ノーベル文学賞12日発表 ノーベル文学賞が12日午後1時(日本時間午後8時)、スウェーデンで発表される。村上春樹氏(57)の日本人3人目となる同賞受賞に期待が高まっているが、メディア露出がほぼ皆無の同氏の動向については、大手出版社の担当編集者も「分からない」と口をつぐむ“トップシークレット状態”。だが大手書籍店では「全店舗で村上さんの著作を一か所に集めてフェアを行う」(紀伊国屋)など日本人3人目の受賞に向け準備を進めている。 また神田の古本街では著作がすでにプレミア物に。ケヤキ書店によると「『中国行きのスロウ・ボート』の限定本が5万程度の相場から10万円くらいに跳ね上がっている」という。「受賞が決まったら初版本などは値段が上がるかも知れない」と話した。なお村上氏はサイン会もめったにしないため、「直筆サイン本の値段は計り知れないものになる」という。 2006/7/20 未公表書簡:漱石、龍之介ら文豪の700点発見 夏目漱石、芥川龍之介ら文豪の未公表書簡が見つかった。自然主義文学の巨匠、徳田秋声にあてたもの。今月完結する「徳田秋聲全集」(八木書店)編集の過程で発見され、うち57点が20日刊行の別巻に収録される。近代文学史の舞台裏がうかがえる貴重な資料だ。
書簡は東京都文京区本郷の旧秋声宅に約700点あった。明治から昭和にかけて文壇に君臨した秋声らしく、多彩な人脈や出来事を反映している。 漱石書簡は1915年9月8日付。東京朝日新聞文芸欄に連載小説「奔流」を準備中の秋声に対し、同欄の編集責任者の漱石は「小生の小説完結迄(まで)に三十回渡しさへすれば先方にても苦情なかる間敷(まじき)事と愚考致し候」と念押しするなど、やきもきする様子が伝わる。 芥川書簡は25~26年の7点。25年12月6日付には「平に御高恕(こうじょ)を願います」と記す。芥川が中学の副読本を編集した際、秋声作品を無断掲載したらしい。この騒動は芥川の自殺の遠因になった可能性があるという。 そのほか、田山花袋が自らに依頼された原稿を「只今(ただいま)田舎教師執筆中」(9年7月7日付)と秋声に代わりを頼んだり、帝国芸術院会員となるのを固辞する島崎藤村が「一著作者として終始したい」(37年7月15日付)と折衝役の秋声に懇願するなど、文士の人間模様が興味深い。 全集編集委員の文芸評論家・松本徹さんの話 文壇で重きをなした秋声はいろいろな作家と付き合いがあり、頼りにされることも多かった。これまで知られていなかった創作の苦しみもうかがうことができ大変貴重だ。 2005/5/24 象の消滅 米の文芸誌「ニューヨーカー」に翻訳掲載された作品を中心に、93年に米国で編まれた短編集の日本版。ページを繰っている間、そこはかとない懐かしさをずっと感じていた。というのは、この作品集には80年代の空気がパッケージされている! 2005/1/26 開高健と「裸の王様」開高健 昭和五年~平成元年(一九三〇~一九八九)。小説家。大阪市上本町の生まれ。天王寺中学・大阪高校文科を経て、昭和二十八年大阪市大法学科卒業。その間種々の職業に携わり二、三の習作を「近代文学」に発表した。卒業後翻訳などに従事の後、寿屋宣伝課にはいった、三十二年八月、「新日本文学」に「パニック」を発表、好評を得、以後小説家として立つ。三十三年「裸の王様」で芥川賞受賞。以後大江健三郎と並んでマスコミの寵児として数多くの作品を発表した。主なものに「屋根裏の独白」「日本三文オペラ」「ロビンソンの末裔」などがある。また三十五年以来、中国や欧州諸国を数次にわたって歴遊、その間アイヒマン裁判を傍聴したり、パリでデモに加わったりサルトルに会見したりした。また四十年には生死を賭けてのベトナム行を行ない、ルポルタージュ作家としても活躍した。その種の紀行に「過去と未来の国々」「声の狩人」「ヴェトナム戦記」などがある。 「裸の王様」 短編小説。大田太郎という学生が、彼の担任教師で自分でも画を描く友人山口の紹介で僕の画塾へ来ることとなった。太郎の父は絵具会社の社長で、母は若く美しい後妻である。父親は仕事に没頭して家庭のことをあまりかまわず、自らも孤独な心情を抱く母は太郎に善意を押しつけようとするあまり、かえって神経質な太郎をいじけさせ画に対する関心を失わせてしまった。僕は何よりも太郎に自由な環境を与え、野性を植えつけることによって歪められた個性を伸ばそうと努力し、それに成功しかけた。そのころ僕は、デンマークの児童美術教育家と連絡してアンデルセン童話の挿画を交換することを思いつき、申し入れに成功した。太郎の父は功利的立場からこの企てに加わった。デンマークに送る画を選ぶコンクール当日、僕は太郎の描いた独創的な「裸の王様」の画を審査員たちに見せた。その画はフンドシをつけた裸の男が松の生えた堀端を闊歩している画である。太郎は王様を大名のイメージで自由にとらえたのだ。この画の個性的価値を理解しない一同はいっせいに悪口を言った。僕は最後にこの画がパトロンの子である太郎のものであることを明らかした。僕は一同に対する烈しい憎悪が笑いにかわるのをとどめることができなかった。 この作品は大江健三郎と芥川賞を争って僅少の差で受賞した記念的作品である。伊藤整の提起した<組織と人間>の問題が注目を浴びた当時、そのような現代的状況を追求して来た作者が、ここで野性的生命力へのあこがれから打算や偽善の充満した社会の犠牲となって押しつぶされかかった一個の魂を既成社会に対する痛烈批判を通して救い出そうとしたのである。乾燥した文体と相まって斬新な内容は好評を博した。 |
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